スタンバーグの愛の三角理論と恋愛
Triangular Theory of Love
愛は親密さ・情熱・コミットメントの3要素で構成され、その組み合わせにより8種類の愛の形が生まれるという理論
4コマまんがで理解する「スタンバーグの愛の三角理論」

定義
愛を親密さ(Intimacy)・情熱(Passion)・コミットメント(Commitment)の3要素で構成されるものとして捉え、その組み合わせにより8種類の愛の形態を定義する理論。
メカニズム
代表的な実験
三角的愛情尺度の構成概念妥当性研究
European Journal of Social Psychology, 27(3), 313-335
愛の三角形の時間的変化の横断研究
Psychological Review, 93(2), 119-135
エビデンスの強さ
Sternberg (1997) の妥当性研究では、3要素と関係満足度の相関は r = .56-.74。Acker & Davis (1992) の研究では、親密さとコミットメントが長期関係の満足度をより強く予測し、情熱は関係期間とともに予測力が低下した。
恋愛での活用パターン
長期関係のマンネリ感
情熱の低下は自然な生理的プロセスであると理解した上で、「新奇性」を関係に導入する(新しい活動を一緒にする、旅行先を変える等)
関係の棚卸し
半年に1回、親密さ・情熱・コミットメントの3軸で関係を自己評価し、低い要素に意識的にリソースを配分する
交際初期の判断
情熱だけでなく、親密さ(心理的な安全感)とコミットメントの兆候(約束を守る、将来の話をする等)も観察する
やりがちな間違い
情熱の低下をパートナーのせいにする
「もう魅力を感じない」「ドキドキしないのはあなたのせい」と相手を非難する
コミットメントの強制
「本当に愛しているなら結婚してくれるはず」と3要素のうちコミットメントの表明を強要する
愛の類型による比較
「友達カップルは完全な愛だけど、私たちは友愛的な愛にすぎない」と他者と比較して嘆く
適用の限界
三角理論の3要素は概念的には独立だが、実証的には高い相関を示す(特に親密さとコミットメント)。また、8類型は理念型であり、実際の恋愛は連続的な空間に分布する。文化によって3要素の相対的重要性は異なり、集団主義文化ではコミットメント、個人主義文化では情熱がより重視される傾向がある。性差も報告されており、女性は親密さを、男性は情熱をやや重視する傾向がある。
参考文献 (2件)
- Sternberg, R.J. (1986). A Triangular Theory of Love. Psychological Review.
- Sternberg, R.J. (1997). Construct validation of a triangular love scale. European Journal of Social Psychology.
この理論をあなたの状況に当てはめてみよう
無料で恋愛相談する