オペラント条件づけと恋愛
Operant Conditioning
行動の結果(報酬や罰)によって、その行動の頻度が増減する学習プロセス
4コマまんがで理解する「オペラント条件づけ」

定義
自発的な行動(オペラント行動)の直後の結果(強化子または罰子)によって、その行動の将来の生起確率が変化する学習プロセス。行動と結果の随伴関係が行動を形成する。
メカニズム
代表的な実験
ソーンダイクの猫の問題箱実験
Animal Intelligence: Experimental Studies. Macmillan
スキナー箱によるレバー押し行動の形成
The Behavior of Organisms. Appleton-Century
エビデンスの強さ
Kazdin (2001) のレビューによると、オペラント条件づけに基づく応用行動分析の介入は、行動変容において大きな効果量(d = 0.8-1.5)を示す。正の強化は罰より長期的な行動変容に有効であり、罰の効果は罰子の存在下でのみ持続する傾向がある。
恋愛での活用パターン
パートナーの嬉しい行動への反応
「皿洗いしてくれたんだ、ありがとう。すごく助かる」と具体的にフィードバックする
本音を話してくれた時
批判や助言をせず、まず「話してくれてありがとう」と受容を示す
新しい試みへの反応
パートナーが新しい料理や企画に挑戦した時、結果の出来に関わらずチャレンジ自体を認める
やりがちな間違い
無視による罰
パートナーが気に入らない行動をした時に無視やサイレントトリートメントで罰する
行動の取引化
「○○してくれたらご褒美に○○してあげる」と全ての行動を報酬と結びつける
比較による罰
「友達の彼氏はやってくれるのに」と社会的比較で望ましくない行動を罰する
適用の限界
正の罰(叱責等)は行動抑制に即効性があるが、罰源の不在時に行動が復活する(一時的抑制のみ)。また罰は副作用として回避行動・攻撃性・学習性無力感を生じさせうる。強化の遅延(行動と結果の時間的距離)は効果を著しく減衰させる。人間の場合は言語による媒介(説明・約束)が遅延の効果を緩和する。文化的に罰を重視する環境では、正の強化の効果が相対的に大きく現れやすい。
参考文献 (2件)
- Skinner, B.F. (1938). The Behavior of Organisms: An Experimental Analysis. Appleton-Century.
- Thorndike, E.L. (1911). Animal Intelligence: Experimental Studies. Macmillan.
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